オフィスオーヨー・今月のコラムは、「アスベストについて」です。
大手メーカーの発表以来、再度浮上してきた「アスベスト」。
オフィスビルで働いている皆様にとっても興味のある問題だと思われます。健康への影響やどういう建材に使われているのかといったことは、厚生労働省をはじめ各種メディアでも数多く発表されておりますので「本コラム」では割愛しますが、ビルオーナーがとっている対応を書いてみます。
仲介業では契約前に行う「重要事項の説明」に「アスベスト使用調査結果の記録の有無」と「アスベスト使用調査の内容」が新たに加えられましたので、契約前にビルオーナーに対しヒアリングを行います。ですので、それぞれのビルオーナーがとっている対応が顕著にわかります。
大多数のリスク管理能力の高いオーナーさんは、テナントさんに対して「アスベスト使用状況の通知」を行ったり、空気中の浮遊粉じん濃度測定を行ったりしてテナントさんの不安を取り除く努力をしております。しかし一部では、全く何もしていないオーナーさんもいらっしゃいます(もちろん元々使用されていないビルもあるでしょうが)。
アスベストは、「封じ込めや囲い込み」がきちんとなされていれば、路上よりも濃度が薄かったりするだけに人体への影響もほとんどないのですが、少なくとも設計図書を確認したり施工をされたゼネコンさんに対して簡単なヒアリングや調査くらいは行ってもらうようにして欲しいものです。
企業さんも「社員が健康でいること」が重要な要素でしょうから、移転をするにしても、「何もしていない」ビルに入居するよりも「ある程度の対応はしている」「きっちり対応をしている」ビルに入居する方が安心感があるはずですから。
耐震問題を含め人命に係わる問題に対してのビルオーナーの対策・対応方法をオフィスビル選びの一基準としてビルを選ぶ時代が来ているかもしれません。
仲介業としてもビルオーナーさんのリスク管理能力に注目しながらビルのご紹介をしていかないといけないな、と思っております。
それでは、良い移転を実現ください!!
(来月は、これまでの趣向を変えて「散歩道」を書いてみます。お楽しみに!)
|